普通ブログってその時の感動を衝動に任せて書くくらいが理想的なはずなので、1か月以上も前のこと、今さら書く?って話なんですけど、書きます。
今年も、
ホテルも新幹線止まる本数も少ない
本当に街灯がほとんど見当たらない
でおなじみの山口「WILD BUNCH FEST.2017」に参戦してきました。
今年も、友達にそそのかされる形で参戦を決めたくせに、ちゃっかり楽しんできたので、感想文ですが、お暇でしたらご覧ください。
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去年の参戦レポはこちら↓
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2017年のワイバンで観たアーティスト
2017年のワイバンは、割と今までとは違うメンツを観たと自負しています。
- HEY-SMITH
- Bentham
- go!go!vanillas
- THE ORAL CIGARETTES
- POLYSICS
- SPECIALOTHERS
- サカナクション
今こうやって振り返ってみると、「いつもと違うバンド結構観たな~」という記憶は定かじゃないことが明らかになりました。
アニメ主題歌から広がる新たな出会い
Benthamは完全に『潔癖男子!青山くん』の主題歌「White」目当て。THE ORAL CIGARETTESも『ノラガミ』の「狂乱 Hey Kids!!」、『サクラダリセット』の「トナリアウ」聴きたさに観た感じ。アニメの映像と生の演奏が脳内でリンクするのが楽しくて、普通に演奏聴くのの4倍くらい楽しんだ感じがあります。
それに、アニメの主題歌を通して、そのアーティストの別の曲も知ることができたので、自分の世界をほんの少し広げられました。こういう楽しみ方ができるから、アニメのオープンエンド見逃せないんですよね。
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アニメ主題歌への思い入れを書いたブログ↓
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スペアザのステージから海が見えない
今年からステージの規模が大きくなり、バックに海の見えるお気に入りのステージが森林の中に移動してしまいました。夕日がゆっくり海に沈む時間帯に観るスペアザは、隣に特別な人がいなくてもものすごくステキな時間だったのに、それがなくなったのは残念…。
でも、毎回見るたびに変化するスペアザのライブは、楽器と音と対話している感じが、観ていて面白いしカッコよくて、たまりませんでした。
POLYSICSのキラーチューン攻め+サカナクションの支配
POLYSICSでは、体に馴染んだセットリスト攻めにあいました。楽しいに決まってるし楽しいとしか言えないし、楽しかったです。
トリのサカナクションは、夜の支配者ですね。やっぱりレーザーの演出が映える。ライブが芸術品のようで魅入ってしまう。とことん作り込まれた演出に感動を覚えました。エンディングはアンコール無しの「目が明く藍色」。去り際まで美しかったです。
アクセス不便、夜は真っ暗だけど、また行きたくなる魔力
ワイバンって、アクセスは便利とは言えないし、チケット以上にホテル争奪戦のほうが過酷を極めるので、遠征民にとっては参加しにくいフェスだと思うんです。私の場合遠征というほどのものではない距離ですが、連日参戦ともなるとやはり新山口にホテルは取りたいし、でも休みの確保は難しいしで、調整を必死こいてするって感じでもなくて。でも、直前になって、やっぱり1日だけでも行きたいと慌ててチケットを確保する。これは、きっと私にとってワイバンというフェスが、あらゆる音楽を身近なところで楽しめる絶好の場所であるからなんですよね。
正直、九州、中国地方って音楽過疎地だと思うんです。最近はツアー発表されたら東名阪とかだし。山口のある四国中国地方も、そもそもツアーできてくれない県のほうが多いのではないかと思うほどスルーされる地域。気軽に立ち寄れて音楽を楽しめる空間が圧倒的に都会に比べると少ないんです。
ワンマンライブって、本当に大好きなアーティストのためなら遠征という名の貢ぎも全然苦痛じゃないけど、Youtubeでちょっと曲を聴いて気になるくらいのアーティストだったらわざわざワンマンまで足を運ぶ人はそういないと思います。だからこそ、あれだけの規模のフェスが、あんなど田舎で開催されるということに意義があると思っています。ワンマンに行かずともライブの雰囲気や曲を楽しめるのはもちろん、ライブハウスに行くきっかけにもなる、多くの新しい音楽との出会いが待っている、そんな場所にふと思いつきで寄れるというのが最大の魅力なんじゃないかなと感じるのです。
普段だったらのぞみでスルーする新山口。びっくりするほど駅周りにお店もないし、夜出歩くのちょっと怖いくらいあるけど、ワイバンの楽しさはズルズルズルとこれから先も続いていきそうです。
追記:こんな記事も書いてます。お暇でしたらご覧ください。