皆さん、涙、流してますか?私はここ半年くらいずっと、定期的に涙腺がぶっ壊れて干からびています。
しかもその原因のほとんどが、「京アニ」こと「京都アニメーション」制作のアニメによって。もはや、一種の悔しさすら感じるほどに、泣かされています。
今回は、京都アニメーションに泣かされすぎて悔しいので、ブログ書きます。
『響け♪ユーフォニアム』が響きすぎる問題
『劇場版 響け!ユーフォニアム~届けたいメロディ~』WEB予告
以前、こちらのブログでも書きましたが、TVアニメ版の再構築版として公開された『劇場版 響け♪ ユーフォニアム ~届けたいメロディ~』。ブログを読んでも読まなくても、ここで紹介するくらいなので結論はわかっているとは思いますが、どちゃクソ、泣かされました。
「再構築とかいうて、所詮総集編やろ?」
このように高をくくって劇場まで足を運んだ結果、しばらく涙が止まらないという状態に。劇場トイレにこもって、涙がおさまるのをまったほど。
もうこれは、素晴らしき青春映画でした。
「目の前にある叶えたい願い」と「将来を決める進路」。
「部活を続けたい気持ち」と「理解している家の事情と親の想い」。
「高校生である自分」と「もう大人にならないといけない自分」。
いろんな感情のはざまで揺れ動く、少女たちの繊細さほとばしる青春ストーリーにもう、全私が涙しました。理性的でありつつ、熱さが急遽爆発するもんだから、私の涙腺も爆発。
なめてかかった私が悪かったです。完膚なきまでやられました。完敗。京アニさん勘弁してください。最高です。
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余韻だけで、エンディング明けのCMでも泣いてる『ヴァイオレット・エヴァ―ガーデン』
2018年1月のアニメ『ヴァイオレット・エヴァ―ガーデン』。
SNSで見かけた「京アニが本気を見せてきた」というつぶやきのリンクをクリックした瞬間に走る電撃。その瞬間に「あ、観ないと」という気にさせるところが、さすがとしか言いようがありません。
物語の最初。人の言葉をそのまま受け止め、また自分自身の意思も伝えられないヴァイオレットの姿にやきもきさせられたものです。しかし、3話から「急展開かよ!」と言いたくなるくらい、人の心を震わせるとともに、涙腺をぶち壊しにかかってきます。マジで危険です。
ちなみに私は3話以降、あらゆる愛の形を観ては、ほぼ毎週のようにエンディングを聴きながら、いや歌詞が聴き取れないほど泣き、次のアニメの時間を迎えていました。深夜帯のBS11でひたすら流れまくるチューリッヒのCMの間も、シーンを思い出してはずっと涙がボロボロと。余韻で泣けるんですね。
ちなみに、先日『ヴァイオレット・エヴァ―ガーデン フィルム&コンサート』というイベントにも参加してきました。アニメの指揮を執った監督のストーリー解釈や声優さんのお気に入りシーンへの想い、アフレコ裏話が聞けた貴重な機会でした。

TVアニメ『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』オリジナルサウンドトラック VIOLET EVERGARDEN:Automemories
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なにより、Blu-ray vol.4に収録されるExtra Episodeを先行して観られたうえ、アニメを彩った劇伴を生のオーケストラの音で聴けたことは、贅沢以外のなにものでもなく。圧倒的な映像と音の力で、またハンカチをびしょ濡れにしてしまいました。
アニメ『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』新作劇場版告知PV
さらに、このイベントで2020年1月に完全新作の劇場版が公開されることが発表されました。うれしさで暴発してしまいそうです。
5分で分かるアニメ『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』第1回
5分で分かるアニメ『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』第2回
公式から簡単にストーリーを押さえられる動画も供給されているので、気になった方はぜひご覧ください。
また、Netflixで配信もされています。初月無料なので、一気観できます!
全13話を観て、新作映画をともに心待ちにしましょう!もちろん、ハンカチを忘れずに。さあ!
『リズと青い鳥』の残酷な優しさにホロリ
「響け♪ ユーフォニアム」にも出てくる、みぞれと希美の物語として描かれた『リズと青い鳥』。
届けたいメロディーでも、非常に繊細な少女たちの心情の揺れ動きが描かれていましたが、本作では、ちょっとつつけばパリンと割れてしまいそうなほどの脆く儚く美しい少女たちの心が描かれていました。
ひとりだった自分を救ってくれた、そんなヒーローのような希美をただひたすらに追いかけ、ずっと一緒にいたいという想いでオーボエを続けてきたみぞれ。オーボエを極めることが希美とつながれるツールだからこそ、ただひたすらに努力を重ね、実力も身につけました。
明朗快活、常に友人や後輩に囲まれている希美は、音楽やフルートが大好きという気持ちで、実力をつけるため日々努力を重ねていました。
そんな音楽を奏でる理由が異なる2人に、想いと反するかのように進路という現実が突きつけられます。
「あなたがいるから私がいる」と共にいることを願う天才。
「私がいなくてもあなたはやっていける」と突き放そうとする凡才。
依存と羨望。
お互い大切にしてきた想いが、交わることが困難な想いとなる。そんな青春の残酷さに、観ているこちらの胸まで締め付けられました。それでも、先を見て進もうとする2人の姿に、あたたかな液体が頬をつたいました。

映画『リズと青い鳥』オリジナルサウンドトラック「girls,dance,staircase」
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また、こちらの作品も「音」にやられました。
みぞれと希美の関係性を如実に表現した足音。そして、終盤のオーボエとフルートの掛け合い。何かが開けた時の優しくも強い音色に息をのみました。もちろん演奏シーンも、ハンカチが手放せません。
京アニさん、こんな優しい暴力、私知らなかったよ。
こんな干からびかたなら、幸せだなって
泣かされすぎて悔しいくせに、結果、大好きをこじらせた感想文をしたためてしまいました。
正直、ここ半年くらいで京アニが世に放つ作品を観るたびに、泣きすぎて、翌日目は開けられないし、口の中は乾燥して口臭気になるし、化粧はドロドロになって劇場帰りに買いものなんてできないしで、割と散々だったなとは思うんです。
とはいいつつも、こんな涙を流し干からびることに、嫌な気持ちを抱いたことはないんです。むしろ、観終わったあとの心のあたたかさが心地よくて。
だから、これからも京アニが放つ作品に胸を打たれる覚悟をもち、ボロボロになる所存です。