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カワイイがつまっていないブログです。

アホと天才、アニメを観る視点まで違う話

もうすでに2018年も2ヶ月目。はやいですね。時の流れって。 まあ、こんな前フリをしているから分かる人には分かると思うんですが、今日は、2017年の話をしようと思います。このブログは、基本1ヶ月以上前のことしか書きません。


オリジナルアニメ『Just Because!』予告

今回の題材はJust Because!。2017年10月から放送された、個人的には彗星のごとく現れた「おキュンが過ぎる」アニメです。毎週高校生に戻ったような気持ちで楽しく鑑賞しておりました。

干上がった三十路寸前女性の心を、いかに潤わしたアニメだったかを熱弁したいところですが、今回は「人生の歩みがアニメの観方にも影響する」と体感したので、こちらをダラダラを書いていきます。今回も無駄に長いので、長時間トイレにこもる必要性がない場合は読まないことをおすすめします。

「受験舐めんな」 コツコツ努力家が放つ、感想の威力

私には、同じ親から生まれてきたとは思えない妹がいます。私とはほぼ真逆の性格をしており、かつ頭の出来もはるかにいい彼女。ちなみに、勉強を教えてもらったこともあります。いや、10進法とかわけわからなくない?

そんな妹と私ですが、割と姉妹関係はいいほう。(私の気持ちが強め) 共通の趣味に「アニメ」や「マンガ」があるので、帰省時はもちろん、LINEの会話も弾みます。基本姉発信だけど。ちなみに、月刊少女野崎くん借りパクしようとしたときには呆れられました。

2018年の年始帰省時には、2017年冬アニメの名作はどれや?トークが繰り広げられ、さまざまなアニメが私達姉妹の中で審査にかけられました。そして、今回の題材である高校3年生の青春恋愛物語『Just Because!』が話題にのぼったわけです。

姉は言いました。「メッチャときめいて、若返った気がする」と。
妹は言いました。「遊びすぎ。受験舐めんなと思った」と。

妹の感想に「もっと純粋に恋愛アニメとして観ろよ」とは思いましたが、無理もないなとも思ったのです。

そう、妹はめちゃくちゃ受験勉強をがんばっていたのです。毎日家に帰ってきたら部屋にこもって黙々と予習復習。これが受験生である3年生だけの話でなく、1年生からの習慣だったのです。そして、いざ受験のときは滑り止めすら受けず志望校に合格。

このように、毎日コツコツルーティーンとして勉強を重ねてきた真の努力家には、『Just Because!』で描かれる登場人物たちの日常が、息抜きをしすぎているように見えたそうです。

「おキュンが過ぎる派」の姉はというと、思いがけず推薦で大学に受かったせいで、勉強を早々に離脱し、自由登校期間は家にこもって銀魂を観る生活を送っていました。楽しかったなあ…あの頃。

このときに、「勉強への向き合い方や努力の度合いが、アニメの観方にまで影響するんだなあ」と感じたのです。

本当に遊びすぎているのか?「受験舐めんな」視点で『Just Because!』を観てみた

とはいえ、私の中では「おキュンが過ぎる」アニメであることに間違いはなかったので、一度妹の「どれくらい息抜きしてるか」という視点で『Just Because!』を観返してみることにしました。 ちなみに主人公は "泉瑛太" くんですが、今回は、受験へのストレスがもっともたまっているであろうヒロイン "夏目美緒"ちゃんを中心に、登場人物たちの動きを追っていきます。

第1話 On your marks! 「私だって遊びたい!」

物語の季節は冬休み直前の終業式。もう1ヶ月後には受験が迫っている時期です。美緒ちゃんは、勉強に励んでいます。予備校があるからとカラオケの誘いも断り、面談の合間時間には参考書で知識の補完。専門学校に進学が決まりカラオケで遊んでいる友人からのLINEに「私だって遊びたい!」と苛立ちも隠せません。

いやいやいやいや…。友達無神経すぎません?受験生やぞ、相手。

第2話 Question 「クリスマス、みんなで水族館」

クリスマス。美緒と瑛太は、共通の友人"相馬陽斗"の告白ミスというヘタレっぷりに巻き込まれ、陽斗の想い人"森川葉月"と一緒に水族館へいくことに。

実は美緒ちゃん、相馬のことが中学の頃から好きで。好きな人のお願いだし、聞き入れちゃったのもあるでしょう。でも時期は、クリスマス。センター入試まで1ヶ月を切っていることが予想されます。だ、大丈夫?いや、でもメッチャ努力しているみたいだし、息抜きも大事ですもんね!だいじょーぶ、だいじょーぶ。

第3話 Andante 「眺めたくなる、LINE通知」

机に向かって勉強をしている美緒。合間に、相馬に想いを寄せていることを知っている瑛太に「相馬への気持ちを本人にいったらコロス」という物騒なLINEを送りました!既読すらつかないことに苛立ちを覚えているようです。多分見るから気にしなくても大丈夫だよ。とりあえず今目の前の問題を…。 さらに、瑛太に写真の使用許可をとりたいという後輩"小宮恵那"の依頼も請け負っちゃいました。そんなお願い無視していいのに…。まあでも、つないであげて、ちょっとファミレスに付き合って「私は予備校あるから先に帰るね」って言ったし大丈夫でしょう。 ん??予備校の勉強ブースでもLINEのやり取りしてる。その鳴り止まない通知、切ったほうが良いんじゃないかな…。でも、息抜きも大事だもんね!

第4話 Full swing 「受験は恋愛から目を背ける都合のいい理由」

相馬の犬嫌い克服特訓に巻き込まれ、みんなが集まる公園にむかう美緒。その帰り道、相馬から「好きなやついないの」と聞かれ「受験前だから、そんなこと考えてる暇ない」と返します。相馬には聞かれたくなかったよね…。でも確かにそんなこと考えてる暇ないかも…。 そして、年の瀬。初詣のお誘いが入ります。人が集まる神社というインフルの巣窟に、受験生が行っちゃダメだ~~!!!でも美緒ちゃん、「了解」のスタンプ送っちゃいました…。 肝心の相馬との初詣は、相馬の恋心を考慮して「受験」を理由にドタキャンしましたが、瑛太と一緒に初詣には行くみたい…。でもまあ、神にも祈りたくなる気持ちは分かるような気がします。私もあなたの合格を祈願するよ!頑張れ美緒ちゃん。あ、おみくじは引かないほうがいいんじゃないかな…?ほら「ビミョ~」って…。でも、恋愛運より勉強運を取る強がりを言っているからまだ大丈夫。受験は忘れてないよね!

第5話 Rolling stones 「もやもや、新学期」

激動の冬休みが明け、センター試験を翌週に控えた3学期が始まりました。実は相馬への想いの件で瑛太と言い合いをして気まずい美緒ちゃん。言い過ぎたと瑛太に素直に謝る彼女は、相馬への気持ちを「すこしハッキリさせる」と宣言するのでした。

第6話 Restart 「新たな気持ちの芽生え?」

瑛太への宣言通り、中学時代からずっとこじらせていた片想いを、彼女なりの形で相馬に伝えます。「宿題が終わったみたいにすっきりしている」と相馬への気持ちも整理をついた模様。 そして、予備校からの帰り道、降りたバス停の先にたまたま見かけた瑛太と後輩小宮の仲良さげな雰囲気に 「なんで…」 と声が漏れてしまいます。あれ?美緒ちゃん?あれえ?♡

第7話 Snow day 「好きにならないほうが無理じゃない?」

センター試験当日。大雪で交通網に大打撃が…。「なんで今日に限って、勉強してきたのに…」とへたり込んでいたときに目の前にやってきたのは、瑛太!!タイミングよく上下線も復旧し、試験時刻も天候を配慮して遅れて開始することが判明し、瑛太から日本史の問題を出してもらいながら試験会場に向かいます。こんなん好きにならないほうが無理やん。 試験が終わり、帰宅する車内で見かけた中学生カップルの無愛想な男の子をみて瑛太を思い浮かべる美緒。もう、好きやん。 瑛太サイドにもちょっと変化が。なんと後輩小宮も瑛太を好きになってしまった模様。「デートに誘ってもいい?」という小宮の言葉に「ダメ…」と応える美緒ちゃん。もう、好きやん。 相馬への想いに整理がついて(というより初恋の想い出)、無意識の内に瑛太を追っていた美緒にも焦りの色が見えはじめるのです。

第8話 High Dynamic Range 「アクティブなライバル」

センターも終わり、相馬の想い人である森川の家へ遊びに行く一同。みんなであたたかい鍋をつつきながら穏やかな時間を過ごします。 そんなのほほんとした時間を過ごしているときに、小宮から瑛太にデートの誘いが…。美緒ちゃん先越されてるよ!ああ~でも受験優先だよね~。本番の一般入試を来月の半ばに控えているわけだし。 瑛太と小宮のデート当日。タイミングがいいのか悪いのか、美緒はデートに向かう瑛太とバッタリ。移動する車内に小宮も乗ってきてしまい、ど修羅場!デートにこぎつけた小宮に「ダメって言ったのに」と小言を漏らしつつ、いたたまれなくなって、本来降りる予定のない駅で降りる動揺を見せる美緒ちゃん。予備校の授業にも集中できません。いやもう、めっちゃ好きやん♡ 小宮は小宮でデートを一通り楽しんだ帰り道、瑛太に「写真のコンクールで賞とったら、先輩に告白する」という告白宣言!美緒ちゃん、こっちも割とほっとけないかも!

第9話 Answer 「はっきりと自覚する本当の恋心」

小宮の告白宣言から一夜。もはや告られてるようなものなので、返事をすべきか悩む瑛太。 そんな状況を知らないまま、美緒はお母さんと担任に進路の相談をしている模様。そして書店で手に取ったのは、瑛太が推薦で入学が決まっている大学の赤本。おやおや♡ 美緒の相馬への想いを薄々感づき「相馬のことが好きなんじゃ?」と聞いてきた森川にも、「ちゃんと好きな人いるから」と瑛太への気持ちを明確に口に出します。ハッキリ言いましたね~♡

第10話 Childhood's end 「本気、素敵」

「私、完璧本気じゃん!」

第11話 Roundabout 「ここにきてのすれ違い」

美緒ちゃんが黙々と勉強を進めるなかで、小宮から瑛太に、宣言ではない正式な告白が。「瑛太が大学に受かったら、返事を聞かせて」という小宮。実は瑛太、推薦で進路が決まっているにも関わらず、美緒と同じ大学の一般入試を受けるために勉強をしていたのです。このままだと、せっかく変えた進学先ですれ違いが。もう頼むからこれ以上すれ違いはやめてくれ~~。私が言いふらしていいなら言いふらす! そんないち視聴者の気持ちを置き去りに、試験は無事終了するのでした…。

第12話 Get set, go! 「桜舞う、通じ合う」

お互い想い合っているのにすれ違いが続いたまま、美緒と瑛太は卒業式の日を迎えます。そしてついに想いを告げないまま、大学に進学。 エンディング。大学生になった瑛太が眺めるスマホには、卒業式の日に美緒におくった、既読がつかないままのメッセージが残っていました。そこに桜がひらりと舞った瞬間、既読の文字がつきます。そして瑛太の後ろには美緒の姿が。

そうなんです。瑛太は一般入試に落ちていたのです。こういっちゃなんですが、落ちててよかった…。「泉を追いかけてきたわけじゃないから」と言いつつも、瑛太からの想いに応える形で自身の想いも告げる美緒ちゃん。

よかった~~~!!!結ばれた~~!!!ハッピーエンド~~~!!!

いいアニメだった~~~!!!ありがとう!!!三十路寸前で最近色恋沙汰全くないけど、メッチャ心潤わせていただきました~~~~!!!

… あ。
最終的に「受験舐めんな」忘れて、普通に楽しんでた、私。  

難しいけどおもしろい、「視点」を変えて観るアニメ

結局普段通りに楽しんでしまい、検証出来ませんでしたが、私なりの1つの結論にたどり着きました。

「青春恋愛アニメって、心潤う」

もっと私が勉強に励んでいたら、今回の検証も実を結んだのかもしれません。でも、「実を結ばなくても良かったかも」とも思うのです。 妹は、どうしても自分の経験から物語に入り込めなかったため『Just Because!』を最後まで見届けなかったそうです。でも私は最後まで見届けた。だから物語のいい結末を体験できたのです。

もちろん、努力家の妹がこのハッピーエンドを観て同じような感想を持つかと言われたら、きっとNOでしょう。多分「こんなにうまくいくはずねえ」くらいいいそうです。

いろんな視点で観る人がいるのが、アニメなのです。だから別に途中で離脱しようが、ボロクソの感想を言おうが、逆にクソアニメと言われるアニメが神アニメと崇拝する人がいようが、本当に自由であっていいのです。別に同調しなくたっていい。 むしろ今回、『Just Because!』という同じ作品を、普段の自分とは異なるフィルターを通して観たことで、登場人物が別人に見えたり、時間の流れが変わって見えたりして、とても面白かったのです。最終的にはいつもどおり楽しんでしまいましたが。

普段と違う観方をするのは、物語に入り込みにくい分、難しいと思います。ていうか、こんな観方する必要はないでしょう。でも、普段と違う観方をすることで、同じアニメが一瞬でも違うアニメに観える不思議な感覚が味わえますよ。

あと、こんな変なことをせずとも、『Just Because!』はとても胸がときめくアニメなので、ぜひご覧ください。自分の気持ちに正直にね。 

 

Just Because! 第1巻<初回限定版> [Blu-ray]

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