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カワイイがつまっていないブログです。

人の想いにありがとう。

淡いピンクの桜が美しかったかと思えば、あっという間に葉桜の緑が目にまぶしい季節になったにも関わらず、今からこのブログでは3月末のことを書こうとしています。私の中ではまだ2018年度を迎えていないようです。 今日は1か月近く前に参加した『AnimeJapan 2018』でめちゃくちゃ興奮した話をだらだらとしたためます。

ニートが行く、アニメの新たな100年のスタート地点

 

そもそもなんで2018年の『AnimeJapan』に行こうと思ったか。それは「5周年という節目」であること。そして「ニートで暇だから」という理由だけでした。普段は家にこもっているくせに、ミーハー魂とほんのちょっとのアニメ好きであることが、こういとも簡単に飛行機に乗っての遠征を可能にするから怖いですよね。

さて2018年で記念すべき5回目の開催となる『AnimeJapan』。あとで知ったのですが、2017年は日本でアニメが誕生して100周年という超アニバーサリーイヤー。そして2018年は新たなアニメの100年のスタート地点。なんか軽いノリで行ったけど、ちょっと大きな節目に行った感じしません?

そんな大きな節目に開催された『AnimeJapan』。これまでの4年間のイベントの詳細は行ってないのでわかりませんが、過去の名作からこれからの作品まで、とにかくたくさんのアニメが会場のあちこちで展示されていたりイベントが開催されていたりして、ちょっとのアニメ好きも大興奮の2日間でした。

BONES(ボンズ)の原画に、全私が泣いた

軽いノリで行ったとは言いましたが、どこに寄ろうかなくらいはしっかり練って現地入りしました。とにかく外せないと思っていたのが株式会社ボンズブース」。私の大好きな僕のヒーローアカデミア』『文豪ストレイドッグス』『ノラガミ』『血界戦線』『モブサイコ100』『ソウルイーターなど、数々の作品をこの世に生み出してくれたアニメ制作会社です。

絵も描けないくせに何を偉そうに!と自分でも思うのですが、ボンズさんのアニメは、描写や構図が大胆でありながらも細やかなバトルシーン色の使い方(特に赤(朱))に魅力があると思っています。ちなみに、僕のヒーローアカデミア2期の23話「轟焦凍:オリジン」回は、ヒロアカファンでなくとも観てほしい1話です。私は放送当時、テレビの前で固まりました。あまりの凄さに。

こんなだからボンズさんには足を向けて寝られないし、何なら株投資して直接クリエイターの皆さんの制作環境に直接に近い形で還元したいと思っているほど、本当に大好きな制作会社なんです。そんなボンズさんがブースを出していたら真っ先に行くのが礼儀というもの。

あ、だめ。

あああ…

もう無理…

至高…。

ブース内に広がる原画、原画、原画。ここは天国か何かかな? 線がメインで動きもない1枚の原画。でも、大好きなキャラクターたちが今にも飛び出してきそうな躍動感をひしひしと感じたのです。紙の上に書かれた指示も細かく、こういう緻密な作業を何度も何度も繰り返してテレビや配信で観られていると考えると、なんだか胸にこみあげてくるものがありました。

そしてボンズさんのブースでは毎年何らかのテーマを設けて、過去アニメ作品のシーンの展示を行っているそう。今年のテーマは「エイリアン」。様々な作品でインパクトを与えてくれる気持ち悪くもどこか愛らしい存在ばかりです。

2018年4月ボンズ制作アニメもご紹介!

ボンズさんが制作する4月クールのアニメは、オリジナルアニメひそねとまそたん『僕のヒーローアカデミア』の3期です。ヒロアカは敵味方の新キャラも登場し、物語が加速していく面白さを味わえます。ひそまそは、「あ~これぞアニメ!」と言いたくなる、空想とか夢とかが詰まりに詰まった、とにかく1話からわっくわくする展開。エンディングも必見。ぜひどちらも観てほしい作品です。  

ちなみに『僕のヒーローアカデミア』は劇場版が8月3日に公開されます!テレビアニメの2期と3期の間を描く原作者監修の物語で、原作ファンもアニメファンもきっと裏切らない、というより期待を上回る作品になるんじゃないかなあと今からワクワクしています。  

あと余談ばっかりで申し訳ないのですが、『文豪ストレイドッグス』は3月から劇場版が公開されています。忌み嫌っていた自分の異能も含めて自分じゃん!って物語に心がぶるぶる震えました。あと、言うまでもありませんがバトルシーンは圧巻。それから10GAUGEさんによるオープニングムービーは必見です。オープニング見ながらカッコよさのあまり、胸をおさえながらスクリーンにくぎ付けになりました。もう公開している劇場は少ないかもしれませんが、近隣にあればぜひスクリーンに足を運んでみてください。ちなみに5月12日から全国の4DX劇場でも上映が決まっています。臨場感で脳みそおかしくならないか心配。  

あとまだ余談があるんですが、Netflixで配信中の『A.I.C.O. -Incarnation-』もとても面白かったです。ちなみに観終わった後すぐの私の感想をご覧ください。

自分でも何を言っているのかよくわかりませんが、意表を突く展開とそのテンポの良さに、設定がよくわかっていない状態でものめりこむように魅入っていました。 念押しでお伝えすると、私はボンズさんとは何の関係もありません。これからもボンズさんの作る作品を追っかけたいだけの単なるファンです。

さまざまな視点でアニメに触れられる幸せ

さて、勝手にボンズプレゼンを終えたところでAnimeJapanの話に戻ります。余談が長すぎる。

アニメのすべてが、ここにある。

これは、AnimeJapanが開催当初から掲げている精神。本当に「アニメのすべて」がここにあったのかどうか、裏側を知らない私にはわかる術もありません。でも作り手はもちろん、配信サイド、そして作品のファンでにぎわう会場に私は、とにかく心が弾みましたし、大好きな作品に画面越しではなく別の形で触れられたことが幸せでした。

人の想いが、アニメの未来をつくる

また会場にはアニメ技術の成長を象徴する「3DCG」の制作過程がのぞける展示もありました。展示されている内容の大半が、アニメの裏側を知らない私にとっては「?」状態であったことは間違いありません。でも、パソコンでチャチャっとできる作業ではないし、画面を見ているだけで完結する仕事でないことは確かでした。

写真に撮った展示にもあるように、どんなに技術が進歩しても、そこには「人」がいるんです。どんな見せかたをするか、動き1つで何を伝えたいのか、どういう印象を植え付けたいのか。クリエイターとしての誇りと観る側の視点のバランスというのでしょうか。「人の想い」を軸に、想像力とこれまでの経験をフルに動かし、1つの作品が生まれているのだなあと感動しました。人の想いが技術を進化させているって、凄くないですか!?

とことん計算し尽くされている、手に届く感動

さらに展示には、宣伝やデザインに秘められた想いも。特にズギャーンと心を射抜かれたのは、Blu-rayやDVDパッケージのデザイン展示。円盤も安い買い物ではないので、私は本当にお気に入りの作品のみ購入していませんが、この展示を見た後にほしくなる作品がいくつもありました。

とても素敵なエンディングを迎えた『魔法使いの嫁』の円盤パッケージ。なんでも部屋に飾りたくなるようなパッケージデザインなんだとか。きちんとアニメの世界観も大切にしながら、アニメが日常に溶け込む細かな工夫に、ただひたすら感動する私。

魔法使いの嫁 第1巻(完全限定生産) [Blu-ray]

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次はこちら。3DCGアニメはこのアニメをつくるために進歩してきたのではないかと思うほど、美しい宝石たちの世界を描き切った『宝石の国』の円盤パッケージです。なんというか、パッケージまで抜かりなし!という感じ。完璧。切り抜き加工はミリ単位、色味にも本当に細かな指示が付箋いっぱいに貼られていました。もちろん予算度外視だそうです。宝石の国、恐ろしや…。一切の隙も見せない美しさが目の前に広がっていました。 

宝石の国 Vol.1 (初回生産限定版) [Blu-ray]

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アニメの放送って、3ヶ月間の1クールが終わると本当に前のクールが嘘だったかのように、新たなシーズンの作品に飲み込まれていきます。よっぽどお気に入りでなければ、「あーそんなアニメもあったね」と。となると円盤をどんなに作りこんでもそれが元視聴者の手に届く確証はないわけです。それでも、ここまで作りこむ。職人以外の何者でもありません。

別にきちんと月額料支払って配信で観ることが悪いなんてこれっぽっちも思いません。でもやっぱり、円盤にもクリエイターの想いが宿っているからこそ、実際に手に取った時の「うわぁぁああ…(感嘆)」という喜びが味わえるんだなって思うのです。

アニメを立派な文化にしてくれたすべての人にありがとう

今回初めてこういうアニメ関連のイベントに参加したのですが、1ヶ月以上たった今でもなんだかあの場所で味わった興奮状態がよみがえってくるようです。

本当のことを言うと、私は子どものころ「アニメなんて子どもが観るものだ」と思っていました。だからなんだか気恥ずかしくて、自分も子どもなのにアニメという文化に触れあうことは同世代の子に比べると少なかったと思います。そして思春期くらいには、TVドラマなどの影響で「アニメはオタクが観るものだ」と決めつけ、むしろ嫌っていました。こんな風に育ってきた私が今、どっぷりとアニメにはまっているわけです。

アニメに興味を持とうとしていなかった私が、今こうやってとても大切な趣味として楽しめているのも、作り手・送り手・受け手がアニメという文化を地道に広げ、支えてきてくれたから。もちろん、労働環境とか著作権関連とかまだまだ戦うポイントが残ってはいるのでしょうが、技術が人によって進化してきたんだから未来のアニメの世界はもっと良くなってるんじゃないかなあ…と。

もちろんそれは作り手頼みじゃダメなので、私は受け手、一アニメファンとして、放送を存分に楽しんで、観返すときには円盤もしくは配信できちんと作った人にお金を落とすようにして、次のアニメ100年につなげていきたいなと思っています。超、微力ですけどね。