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『響け!ユーフォニアム~届けたいメロディ~』が赤の他人の私にも届いたという報告

皆さんは学生時代「全力で青春した」と胸をはって言えますか?私は言えません。でも今、その時味わいたかった青春を謳歌している気分に浸れています。なぜなら、響け!ユーフォニアム~届けたいメロディ~』を観たからです。

アニメ映画ではありますが、本当に本当に!私の観てきた青春映画ではトップ3に入る勢いの良良良良良作だったので、感想文書きます。

アニメ2期の再構築?総集編でしょ?なんて思っててごめんなさい

qris.hatenablog.com

 先日のブログにも書いたんですけど、映画館に総集編観に行く心理って、これまでの私には理解のできない行動だったんです。「ハイキュー!!」の劇場版でこの価値観はぶち壊されたはずだったんです。でも、またリセットされて、「再構築とか言って~結局は総集編でしょ~?ま、観に行くけど」みたいなノリで観に行ったんです。そんな軽いノリで行ってまさか鼻水垂れ流して観てるなんて誰が想像したでしょうか?

結論、青春映画の名作だったと言わざるをえない作品だったわけですけれども!!

※以下、壮大なネタバレを含むため、鑑賞予定のある方は閲覧注意です※

響け!ユーフォニアム~届けたいメロディ~』で描かれたもの

そもそも『 響け!ユーフォニアム』ってどんな作品なの?って思われた方のために、簡単にストーリーを説明しようと思ったのですが、うだうだ書くより公式教授やwikipedia先生に聞いたほうが時短になると思うので以下リンクをご覧下さい。

tv.anime-eupho.com

響け! ユーフォニアム - Wikipedia

 

さて、今回観た『 響け!ユーフォニアム~届けたいメロディ~』は、テレビアニメ2期のストーリーの中でも、ユーフォニアムプレーヤーの先輩後輩である「久美子」と「あすか」の関係性に焦点をしぼった物語が描かれています。

本当は続けたい部活を親の方針で辞めるかもしれないあすかと、あすかの気持ちを知っているからこそ、なにより一緒に最後までやり遂げたいからやめてほしくないと願う主人公・久美子の、心の葛藤や先輩後輩という絶妙な距離感が、丁寧に丁寧に描かれています。

現実的な久美子が言うからこその、気持ちの熱さ

盛大なネタバレをぶちこみますが、久美子が「絶対に全国に行きたい」という目標に向けて頑張ってきたあすかに対し「先輩と一緒に演奏したい」という気持ちをぶつけるシーンがあるんです。

久美子は、普段から人付き合いも程よい距離感を保ち、現実的でどこか冷めている子だと私は思ってるんですけど、そんな子が感情を爆発させて相手にぶつかっていく姿に、想いの強さを感じずにはいられませんでした。しかも、普段から本音を表に出さず、掴みどころがなくて、苦手だった先輩・あすかに対して気持ちをぶつけるのだからなおさらで。それくらい久美子にとってあすかの存在は大きなものであり、2人の間にある強い絆が強固なものなのだなと感じるシーンでした。

高校生よ、子どもであれ。高校生という年齢の難しさ 


『劇場版 響け!ユーフォニアム~届けたいメロディ~』WEB予告

子どもで何が悪いんです?先輩だって、ただの高校生なのに!!

また、盛大なネタバレを挟んで申し訳ないのですが、とにかくこの一言にズギャーーーーーン!!!と胸を突き刺されました。

あすかは、親の方針で部活を辞めるかどうかはっきりしていない自分が戻ることを、部にとってのデメリットであると考え、自らフェードアウトしようとします。でも本当は部活を続けたい、大好きなユーフォを演奏したい、全国に行って目標を達成したい。願いと現実の狭間でものすごく悩んでいたはずです。なのに、彼女は本音を表に出さず、1人で黙々と努力し戦います。この姿がもう見ていて辛いんです。高校生ならもっと自分の気持ちに素直になっていいんだよ!って声をかけたくなるんです。

でも、たしかに高校生の頃って、家の事情とかもなんとなく分かってくるとても微妙な時期。分かってしまうと、やりたいことを突き通すことは「ワガママ」なんじゃないかと思ってしまう子も世の中には大勢いると思うのです。実は私も、家の複雑な状況を知って、福岡を出ないと決めたのが確かこの頃でした。あすかと違うのは、親に言われてじゃなく、自分で勝手にそう決めつけて首を締めたってことですかね。今となっては、反動なのかフラフラと好き勝手やってるんでプラマイゼロな感じですけど。

話がそれましたが、高校生にも、やりたいことばかりを追い求めてしまうのはなんとなく「親孝行」じゃない気がする感覚を持っている子は少なからずいるんです。あすかも、親の想いを無下にもできないという気持ちと、でも本当はやりたいことがあるんだという2つの想いの間でもがき苦しんでいるのに、「これが正解なんだ」と自分に言い聞かせ、親や部員の前では物わかりのいい「大人」になろうとします。そんな彼女に久美子が放った一言が「先輩だって、ただの高校生なのに!!」です。あすかの心にもドカンと響いていたようです。私もなんだか久美子の言葉に救われた気がしました。

響かせたい相手と、届けたい相手が揃った最高の全国の舞台

 そんな経緯があっての最後のシーン。久美子にもあすかにも、自分たちの演奏を届けたい相手がいるのですが、もしあすかが欠けていたら、届けたい音になっていなかったかもしれないと考えると、一緒に響かせたい相手と作り上げた音が、届けたい相手にきちんと伝わる事自体が奇跡なんです。私は久美子ともあすかとも赤の他人ですし、もはや住んでる次元が違いますが、彼女たちの届けたかった音が、演奏が届いたと思っています。

劇場で部員体験。フォトセッションタイム

今回の劇場版で、とてもシュールだなあと感じたことがあります。 

本編前にフォトセッションと題し、来場者がスクリーンにカメラを向け撮影出来る時間が設けられていました。映画館でスマホのシャッター音が鳴り響くのがなんとも新鮮で。ここで撮った写真はSNSで共有してねと公式アナウンスも。来場者と一緒に盛り上げるためのショートムービーまで作っちゃうのが、時代だなあと感じました。

響け!ユーフォニアム

もちろん私も、北宇治高校の部員として3年生との貴重な時間を写真におさめました。卒業しないでほしい。

アニメ知らなくてもめっちゃいい映画なんで観て!

多分…いや絶対といいたい。アニメを知らない人でも、演奏シーンを観たら心がめちゃくちゃ熱くなると。最高の全国の舞台を少しでも多くの人に観てほしいと願っています。これが私の「届けたいメロディ」なのかもしれない。

anime-eupho.com