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なごと

好きなものと猫とトイレ

最初のハードルは反復横跳びで飛び越えられるくらいにしておけ

日常

先週末はお給料をもらいながらお休みを頂戴し、3連休を満喫しました、クリスです。休日、一瞬過ぎて泣ける。

明日から、5日も連続で会社に行くと考えるだけで、なんかインフルにかかりそうな予感がします。

 

このように、会社に行きたくないという気持ちを一切隠す気のない私ですので、組織に属するっていうこと自体がむいてないのかな?と思うことも多々ありまして。実際に、ニートと短期離職を繰り返す「今どきの若者は」と言われてもおかしくないような人生をこれまで歩んできました。

 

こんなんだから、新人の立場で働くことの方が圧倒的に多く、全力で上司のすねをかじってきました。思ってたよりも多い出会いの中で「ホントこいつクズだな」と思う上司がいたのも事実ですが、ありがたいことに自分の仕事に対する姿勢や価値観を大きく変えてくれた尊敬できる方にも出会ってきました。

 

中でも

「新しく入ってくる人には過大な期待をしすぎないこと」

「後輩が仕事に何かしらの気づきができた時に自分の教育が実を結んだと思おう」

「後輩が意見できるようになったことを一緒に喜べるようになろう」

と教えてくださった方がいらっしゃいました。

 

その方は、決して多くを語らない寡黙な人でした。私自身、そこに入社したばかりのころは、あまりに物静かな方だったので苦手としていたくらいの人でした。 

上の3つの教育の姿勢を教えてくれたのも、言葉でというより、何となく雰囲気で伝わってきた感じ。でも、それだけ自然とその方の価値観と部下の成長への期待を感じ取ることができたのです。

 

その人のもとでたくさんの失敗もしたし、注意を受けたこともあります。でも、決して諦めず、静かに、でも大きな心で私の仕事を受け止めてくれたので、思い切って仕事に取り組めました。 

部下一人ひとりのスキルを、短期的にも長期的にもしっかり見極めて、今どの程度の仕事を任せても大丈夫なのか、伸びるのかを適切に判断し、人を育てて、部署を育てるということを実現できる方だなと、辞めて数年たつ今でも思っています。

 

寡黙に見せて、実はシュールな笑いが好きだったり、家族愛に溢れていたり、たまにえげつない毒を吐いたりと、意外な一面が見られたことで、辞めるときに唯一この人のもとは離れたくないなとすら思ったほどでした。それくらい尊敬していました。

 

「期待してる」というプレッシャーを感じたことはありませんでした。

「そっちの方が業務効率的にいいかもね!任せていい?」の言葉がとにかくうれしくて自信に繋がりました。

「はっきり言う勇気があるから、安心できるよ」の言葉で、営業所の人とちょっと揉めたくらいじゃへこたれなくなりました。

 

その時その時のハードルがヒョイッと飛び越えられるところに設定されていたことで、身の丈よりちょっと高い仕事に積極的にのびのびと取り組み続けられたのかなと、今、改めて思います。

 

今、私は、別の会社で後輩の指導にも携わっています。

 「会社に貢献できていない」と自分を追い詰めてしまう後輩に、かける言葉が見つからないのです。「肩の力抜いて」とか「そんなに気を張らなくてもいいよ」は頑張っている相手にかける言葉として適切じゃないなと思いつつ、その言葉に逃げること多数。

入社時に華やかなスキルを持ってきた子なので、会社からと大きな期待を受けていたのも要因だとは思います。でも、一番近くで見て、状況判断できる私のフォローがクソなのもきっと負担になっていることでしょう。自分がこんな恵まれた環境で新人教育を入社してから辞めるまで続けてもらっていたクセに、これです。

 

「期待しすぎないこと」

「褒めた次に何を見せるのか判断すること」

「一緒に喜ぶこと」

がこんなにも難しいなんて、思ってもいませんでした。個人としても会社としても。

 

あの上司の背中をみて育った結果がこれか、と自分に嫌気は差します。でも、後輩にかけてあげるべき言葉や態度は目の前で見てきたし、体感してきたので、きっとできないことはない…と言い聞かせています。

 

あと1ヵ月半もしたら新入社員が入ってくるという会社も多いですよね。新卒なんて社会も知らないし、できることなんてないんですよ、ほぼ。

そんな子たちに、会社の発した「期待してる」という言葉が、その時は意欲になっても、のちに重荷になるくらいなら、最初は反復横跳びで飛び越えられるくらいのハードルを設定して、徐々に能力を開花させるくらいでいいんじゃないかと思うのです。

 

期待しすぎない新人教育。

きっとそれで、のびのび、イキイキと仕事を楽しむ人が増える。

きっとそれで、教える側の力も伸びる。

メリットいっぱいな気がしてます。

 

こんなこといったら生産性うんぬんで上から怒られそうですが。

でもさー、正直一人前になってない人間が、一人前を育てるっていうのに無理があるよね~。ということで、私もハードル低めで一緒に後輩とのびのびすくすくしていきます。そして後輩が育って私を追い越したら隠居します。