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なごと

好きなものと猫とトイレ

12年の歳月くらいじゃ色褪せない

時は2004年に遡りましょうか?

 

ソルファ

ソルファ

 

 今となってはもうベテラン臭プンップン漂わせている

ASIAN KUNG-FU GENERATION『ソルファ』という名盤がリリースされた記念すべき年です。

 

アジカンはソルファまでが最高だった」

「ソルファまでしか聴いていない」

みたいなことを大学の軽音楽部に入ってから何度言われたことか。

 

という具合に彼らの人気を爆発的に上げ、同時にアジカンと言えば『ソルファ』みたいな図式が成り立たせた、凄い影響力を持った1枚であるのは確かです。

 


ASIAN KUNG-FU GENERATION 『君という花』

 

さて、かくいう私も、この『君という花』という楽曲から入ったものの、彼らのCDを初めて手に取ったのはこのアルバムでした。中学生くらいだった私は、なけなしのお小遣いをTSUTAYAさんにつぎ込みこのアルバムを購入した記憶があります。一瞬で心奪われる中村佑介さんのアートワークと、人とちょっと違うものを嗜みたい年頃が相まって、ドキドキしながら手に取りました。

 

『君という花』で受けたワケの分からない衝撃。ソルファでそれに拍車がかかりました。もうアジカンしか見えないみたいな。

 

とにかく、かったるいようにみせかけて、魂がどっかに飛んでるんじゃないかっていう叫びにも近い歌声と、当時なじみの薄かったエレキギターの音色。大げさかもしれませんが、世界が開けたみたいな感覚でした。

 

田舎の思春期を迎えた女の子の世界を変えた1枚。

その1枚が2016年に再レコーディングされ、リリースされました。

 

 

憎いよ!このアートワーク。これをタワレコで手に取った時のあのなんとも言えない高揚感!もう、何なのこの気持ち。

 

ちなみに私は初回限定版の超豪華なジャケットのやつじゃなく通常版を買いました。ケチったんじゃなく、純粋に比較したくて。でも初回盤買うべきだったかなと今になってすこーし後悔してます。

 

さて肝心な、楽曲ですが、言わずもがなですよね!!!ねえ!みんな!!!

一番最初にCDを聴いてる時は、とにかくうれしくて熱唱してしまい、じっくり聴いてなかったんですが、リリースから1週間集中して聴きつづけていると、「音がシンプルになったなあ」と感じたのです。

 

いや、アレンジとかは変わってますし、表現の方法とかはバリエーション豊かすぎるくらいなんですけど。軸となる部分の音が透き通って聴こえるんです。エレキギターも歪みが不足してるわけでなく、広がりのある歪みからストレートな歪みになったと言いますか。なんか音がシンプルになったように感じたんです。

 

『リライト』で比較してみましょう。

まず、2004年の『リライト』をお聴きください。


ASIAN KUNG-FU GENERATION 『リライト』

 

次に、2016年の『リライト』をお聴きください。


ASIAN KUNG-FU GENERATION 『リライト(2016ver.)』

 

分かりましたね?Ba.の山さんが一切変化を遂げてないことに。

ではなく、音の変化に。

もちろん、メンバーの持つ機材とかレコーディング環境とか変わった部分はあるだろうけど、音の厚みはめっちゃあるのに、ストレートすぎるんですよね。心地よい。

 

 

最初は、ソルファVer.2016や~!!!っ思って、ザワザワしてただけなんですけど、聴けば聴くほど、今のアジカンの新譜だなあと思えてきて。やっぱり最高なんですよ。思い出の1枚が、こうやって変身して新しい姿になるっていうのが嬉しすぎるんですよ。思春期真っ盛りのあの頃の私に、言ってあげたいくらい。

 

 

こんなことをつぶやいてしまうほど、老いてしまった感は否めませんが。

でも12年という歳月にこんなドラマがあるって素敵じゃない?アジカン、ありがとう!