なごと

カワイイがつまったサイトです。ウソです。

魅力づくりは良さを伝える人々の手によって

皆さんこんにちは。クリスです。

先日、私は

www.e-aidem.com

こちらのイベントに、特に影響力のないこのブログとSNSしか持たない状態で参加させていただきました。こちらの記事でも書きましたが、参加し終わった今でも、私がこのイベントに行って良かったのか、甚だ疑問が残っています。

 

でも、同じ九州でありながら、1,2回しか訪れたことのない南小国、そして黒川温泉の魅力をこんなにも堪能できたことは、私にとって貴重としか言いようのない体験の連続でした。

そしてなにより、失礼ながら田舎という印象しか持っていなかった私にとって、若い人たちが率先して地域を盛り立てているということが驚きでした。

 

今回は、そんな若い世代の皆さんの持つ影響力から見えた、南小国、そして黒川温泉の魅力について、お話させてください。

きっかけは思いがけない林業体験から

 

ジモコロ主催熊本震災支援ツアーの2日目は、南小国を体感し堪能できるアクティビティが6コース用意されていました。

  • 阿蘇の広大な草原を感じながら、野菜や赤牛まで堪能できる農業体験コース
  • 九州の水のスタート地点「立岩水源」での特製そうめん流しを堪能できる清流体験コース
  • 阿蘇の広大な自然をゆっくり見て感じて知ることのできる自然体験コース
  • 南小国町を東から西へスピードに乗って横断する自転車コース
  • 地元のお母さんたちと鯉を使った郷土料理を作る郷土料理体験コース

そして、今回私が体験した

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「井~夫婦と行く 小国杉キコリツアー」

と充実の内容。なにこの南小国の総出感!?

 

この中から第1希望から第3希望を選ぶようになっていたので、日ごろ運動不足がたたって、この半年で5キロも太った私は、あまりに動きが多そうなコースは周りに迷惑をかけるだろうと思い、実は今回の林業体験も第3希望で出していました。なので当日、林業コースだと知ったときは「これ大丈夫か?山から落ちたりしないかな?」という不安との戦いからスタートしたのでした。

 

そして林業体験コースの案内人である、井そうやさん・ありささん夫婦(新婚)と出会いました。

事前に読んでおいたこのコースの説明で、「新婚バカップルのお熱にあてられて心が死なないかな?」と少々心配していたのですが、そんな心配をしていた私がバカでした。

若い二人のもつ、小国杉への温かな愛を感じることができたのです。

 

小国杉を愛し、南小国で出会った二人 

 

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※写真左 ありささん 写真右 そうやさん

井ご夫婦がなぜ小国杉をこうも熱く語れるのかと考えました。そこには二人の出会いが一つ関わっているのでは?と感じたのです。

 

お二人の馴れ初めはというと…

ありさちゃんは神戸からはるばる南小国町に地域おこし協力隊として移住してきた元気娘。南小国町の特産品「小国杉」にほれ込み、協力隊の任期中に地元製材所に就職、同じころ森林組合で働いていた井そうや君とめでたく結婚、まさに杉に生涯をささげた乙女です。そんなありさちゃんを射止めたそうや君。
彼もまた楽しいこと大好き人間で、昨年10月に神戸で行われたレッドブル主催のフルーグタグ(自作の飛ばない飛行機に乗って6mの高さから海に飛び立つ、おバカの頂点を競う大会)に、全国から応募のあった400以上のチームの中から見事本選に出場。無事、神戸港に嫁といっしょに飛び込んだ、文字通りぶっ飛んだ夫婦です。

※熊本震災支援イベントのFacebookより引用

 

小国杉を通じて結ばれた夫婦だなんて!温もりしか感じない!

そりゃあ、醸し出される空気に同じようなものを感じますし、ペアルックも自然と着こなしちゃいますよ。ラブラブかよ

 

そしてなによりも、お二人とも、若さからは考えられないほど、小国杉に関する知識を豊富に持たれており、分かりやすくたくさんのことを短い時間で教えてくださいました。

杉の幹の太さから何年物か大体予想できたり、今の市場でどれくらいの価格で取引されているのかなど、私が知らない、想像できないことばかりでした。ちなみに、数メートルの小国杉が競りで取引される価格を参加者全員で予想したのですが、みんな最初は唸ってました。想像できない世界すぎる…。

 

林業は若者のいない世界ではない?

 

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こんなお二人が小国杉のことを説明してくださる姿を見ていて強く感じることがありました。

 

若い人が林業に携わること自体が意外すぎる

ということです。

 

林業を始め、第1次産業に携わる人は、年配の方であるイメージがありました。ですが目の前にいる二人は私と同い年くらいかもしかしたら下?という衝撃的事実。私の中の林業のイメージが変わりました。

 

ただし、お二人も、実際に木を伐採する現場でのお仕事をされているわけではありません。山に入り、木を伐る職人さんによると

  • キコリの若手は40代くらい
  • 全体で40人くらいいるけれど、実際に現場に出ているのは20人くらい

とのこと。

実際に加工や流通に繋げる場には若い人がいるけれども、伐採の現場には、都会で言う中間管理職くらいの年代の方々が、若手としてバリバリ働いていることから、完全に若い人が大活躍しているとは言えない現状も感じ取ることができました。

 

でも、私なんて普段の生活で木に魅力を感じることはほぼありませんでしたし、それを仕事にしようと考えたこともなかったので、木にまつわる仕事に、若い人が深く関わっているということに、とにかく驚きました。

 

おしゃれすぎた!林業体験コース

 

木の伐採現場を見たら、お次は加工現場。小国杉で無垢の家具やフローリングを展開する穴井木材工場さんにお世話になりました。

 

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この太い丸太が、ホームセンターでも見る薄い床材になっていました。

また、昔はゆっくり時間をかけて乾燥させていた木材も、今では、とにかくスピード命ということで、大きな乾燥機で、素早い納品を可能にしているそう。

1軒の家が建つスピードがめちゃくちゃ早くなったのも、こういう見えない部分の流通のスピードがあってこそなんですね。

 

当日は雨に降られながらの見学だったので、じっくりとみることはできなかったのですが、木の匂いがとても心地よかったのが印象的でした。

 

また、今回の林業体験コースの伐採現場で、杉の葉を採集していました。その葉がここでついに登場です。

 

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これは何でしょう?

 

答えは

阿蘇の夕焼けバスソルト

です。

 

日ごろ、美容うんぬんとは程遠い生活を送る私が、こんなおしゃれなものを手にとってもいいのか…と不安になりつつ作りました。

 

3つ全ての層に、杉のアロマオイルを混ぜているので、優しい香りに包まれていました。杉の香りには、リラックス効果が期待できるそうなので、これ以上リラックスするなと思われるかもしれませんが、積極的に使っていこうと思います。

 

また、今回お世話になった穴井木材工場さんでは、統一ブランド「Foreque」にて、小国杉の温もりとなめらかさを手に取って感じることのできる様々な商品が展開されていました。

anaimokuzai.shop-pro.jp

こちらの焼酎カップで飲む焼酎は格別とのこと。私は下戸なので、その味わいを確かめることができませんが、

anaimokuzai.shop-pro.jp

こちらの木製フォルダーは、プラスチック製のものとは比較にならない手触りと見た目の柔らかさから、オフィスで無駄に持ち歩きたくなること必至。お手頃価格なのもうれしいです。

 

ちなみに、このバスソルトの製作を含め、木材産業拠点をつくるFablab(ファブラボ)プロジェクトも進行中とのこと。南小国、阿蘇のものづくりを世界に発信していく場所ができることで、林業がもっと身近なものになるのではないかと感じました。

 

それぞれの心に南小国への愛がある

 

林業と若い世代の深い関わりにも驚きましたが、同じくらい驚いたことがあります。

みんな、地元の良さ 知りすぎてない?

 

私も福岡で生まれ育ち、かれこれ30年に到達しそうな勢いで根付いているのですが、友達が観光でやってきたときに

「ここおススメ!」

「ここのごはんめちゃくちゃうまいよ!」

「連れまわしたる!」

と言いきる自信がありません。正直福岡は、変に都会で変に田舎なので、観光向けの土地ではないとすら思って生きてきました。

 

だから、井ご夫婦が小国杉のことを分かりやすく教えてくれる姿や、ファブラボの動き、南小国や黒川温泉で温かなおもてなしをしてくださったみなさんの地元愛に驚き続けていました。また、それぞれの方が思う南小国の魅力も様々で、それを収集すれば、書店にはない、めちゃくちゃ分厚いコアな観光ガイドができるだろうなと感じました。

 

特にありささんとは、移動の車が一緒だったこともあり、いろいろお話させていただきました。出身地ではない南小国に来て戸惑うこともたくさんあっただろうに、それら全部を含めて「この場所が好き」という気持ちが伝わってきました。

 

お土産を買う時も、

「何かおススメのものってありますか?」

って聞いたら、言葉だけでなくおススメのものがある場所まで連れて行ってくれました。私だったら、「よく買われてるのは〇〇ですね~」で済ます。絶対。

 

ひと手間もふた手間もかけて丁寧に魅力を伝えてくれる姿に、自分の地元を何も知らない私は、少し恥ずかしい気持ちにすらさせれられました。

良さを知り伝える若い人たちの影響力

 

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失礼続きにはなりますが、南小国という場所は、自然に囲まれ、アクセスも不便で、ものすごく閉鎖的な田舎のイメージを持っていました。若者は少なく、いても埋もれていると勝手に思っていました。

 

今回、このイメージは間違いだったと思わされました。

 

黒川温泉では、観光旅館協同組合の主要メンバーが若手にバトンタッチされ、少しずつでも確実にお客様に来てもらえるように、クラウドファンディングにも取り組まれています。南小国の方々も、SNSで日々魅力を発信されています。 

 

黒川温泉観光旅館協同組合代表理事の北里有紀さんは、震災後、請求書の処理をしていて通常よりも0が一ケタ違う現実に衝撃を受けたそうです。多くの従業員の方を守る義務からくるプレッシャーや先が見えない恐怖もあったことだと思います。

しかし、現在では、昨年並みではないにしろ、客足も少しずつ戻りつつあるそうです。

 

これは、若い力が一丸となって、その土地の魅力を多角的に発信してきたことの結果だと思います。また、単に新しいことをしようとするのではなく、あくまで根底にあるのが受け継いできた伝統や文化であることも、豊富な観光資源の蓄積につながっているのだろうと感じました。

このように、あらゆる魅力を伝えることで、必ず誰かの心にささり、南小国・黒川温泉に行きたくなる魔法にかかるのではないでしょうか。

 

新しい体験や感動を伝える若い人の力がこんなにも強い場所ってなかなかないと思います。

 

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日ごろ家に引きこもっている私も、今回のツアー初日の段階ですでに入湯手形を追加購入し、近いうちに行こうと計画しています。秋の紅葉の時期もいいなあ…。

 

五感で楽しめるだけでなく、人の温かさに触れることのできる、南小国、黒川温泉。九州にはたくさんの温泉地があり、どこも魅力的ではあるのですが、若い世代が率先して動き、町全体が一体となって、お客様をもてなす力を持っているのが、南小国そして黒川温泉の魅力だと私は思うのです。

 

福岡からなら、直通のバスが1日4本出ています。熊本市内でレンタカーを借りれば、動きやすくなってより広い範囲を楽しめます。

 

普段ならそうそう簡単に予約が取れない宿もたくさんあります。今がチャンスと言ってもいいかも!ぜひ、南小国と黒川温泉に足を運んでみては?私と一緒に行ってくれる人も募集します!

 

当日のtoggterまとめ(椿原真さん)

togetter.com

 

 

当日のダイジェストムービー(EXIT FILM 田村 祥宏さん)

JIMOCORO's Kumamoto Revival Tour from Yasuhiro Tamura on Vimeo.

 

 

 今回のイベント特設サイトもできてます!

kurokawawonderland.jp